納豆がスーパーの店頭から消えていたのは、あるある会員が買い占めていたからだったのか。→内田樹のエントリーhttp://blog.tatsuru.com/2007/01/15_1011.php。「発掘!あるある大事典」→http://www.ktv.co.jp/ARUARU/
 論文を送付。まだ直せるかもしれないけど、もう見たくないので。その他、祝宴関係の雑務、読書、論文、などなど。まぐろのステーキの予定。

 

デリダ―きたるべき痕跡の記憶 (哲学の現代を読む 3)

デリダ―きたるべき痕跡の記憶 (哲学の現代を読む 3)

全編を通して差異を作る力、運動に焦点を合わせてデリダを説明。カフカ「掟の門」(「<掟=法>の門前」と訳されている)読解の章が面白かった。「二人の登場人物はいずれも法の前に配置されているが、彼らは一本の可逆的な線の両側で対立しており、その線のマークは、テクストにおける題名と物語の本体の分離にほかならない」。ほぅ。「文学は文学であったら文学ではない」。ほほぅ。「法が禁止するということではなく、法がそれ自体禁じられたもの、禁じられた場であるということだ」。ほほほぅ。8年ほど前にこの短編(?)を読んだときには、なんとも解釈不能な話だと思ったものだ。いやいや、それ自体が文学の条件を問い、文学と法の関係を問うものだというデリダの解釈は結構面白い。