2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

無痛

ローカル局のグルメリポーターが汁物をすすりながら一言。 「ほっとするね。DNAがほっとするね。」無痛 (幻冬舎文庫)作者: 久坂部羊出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/09/01メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (52件) を見る 謎解きよ…

展望

太く短く

烈闘生―傷だらけの履歴書 (幻冬舎アウトロー文庫)作者: 武藤敬司,橋本真也,蝶野正洋出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1999/04メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 野心家の長男、保守本流の次男、天真爛漫の三男、と三者三様、三…

向日葵と橋

暗いところで東国原に聞いてみろ

余談。 CSでバブル末期の音楽番組をやっていた。 司会はバブルガムブラザーズとバブリーなドレスを着た長野智子。演奏のあと、彼らと若手出演者たちが屈託のない飲み屋漫談に興じるコーナーがきっとこの番組のウリだったのだろう。外形的には「夜ヒット」の…

血液型ゲノム

血液型ゲノム→http://blood-genome.com/index.html。いくつかの設問に解答したのち、性格・仕事・恋愛を詳細に診断する。 9割がた仰るとおり。痛いところを衝かれ、ややへこむ。 個性の激しいA型 ひねくれてます、部屋が汚いタイプ。 神経質度: ★★★☆☆ 自己…

館と症例

(講談社文庫)" title="十角館の殺人 (講談社文庫)">十角館の殺人 (講談社文庫)作者: 綾辻行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/16メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 87回この商品を含むブログ (148件) を見る症例A (角川文庫)作者: 多島斗志之出版…

本格ミステリー館

本格ミステリー館 (角川文庫)作者: 島田荘司,綾辻行人出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1997/12メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 本格ミステリーと本格推理の定義をめぐって島田と綾辻が対立。先達の残したコード(「器」)…

館と島

歌野晶午『館という名の楽園で』、『生存者、一名』。 前者は館もの、後者は無人島もの。所要時間1、2時間の読み切りタイプ。 トリックや犯人、動機についてはあっさり読めてしまう。最後の最後にちょっとした仕掛けを残しておく歌野は、サービス精神旺盛…

地獄

朝の日常的一コマ。 通りに肉をばら撒いてカラスを集める男が地域で問題視されているというニュース。 なんでこの人は肉をばら撒いているのか、と嫁に水を向けると、「奥さんを殺してばらばらにしてカラスの餌にすることで証拠隠滅を図っているんじゃない?…

五養宿 辰巳屋

朝食後、諸般の事情で私めも研究施設へ。誰もいない会議室で『欧米探偵小説のナラトロジー』を読了。 犯罪小説と本格探偵小説の系譜をオイディプス神話にまで遡って検証後、ポー、ホフマンあたりから戦前の黄金期まで概括。演繹でも帰納でもないアブダクショ…

秘境

「秘境」筋湯へ。 駅前のスーパーで食料を買いこんで素泊まり、という予定だったが、なんと店休日という悪夢。 九十九折ならぬ九十九畳とでもいうべき難解な山道をだらんだらん進むバスの車中で、サニーサイドアップがアップサイドダウンでサニーサイドダウ…

社会人

最後の一杯とホテルで飲んだビールが効いて一日中ふらふら。 一寸先を考慮して目の前の誘惑を断ち切れる人々を、人は「社会人」と呼ぶ。 また明日からお出かけなので、旅支度。

中洲初体験

研究発表を2本拝聴。今は(珍しく)忙しいので無理だけど、そのうち感想を書くかもしれん。気分次第。 お武家さん夫婦と飲み屋街で一献。案内所が立ち並ぶ繁華街の一角にふらりと迷い込み腹ごしらえ。その次にはかつて水あわせの儀が執り行われたホテルのバ…

脳幹を鍛える

週末は学会をほんの少し齧って、それからかたや遊び、かたや仕事の九重・鉄輪紀行。来週は旧友が集って日田でバーベキュー。年末には金沢の同窓会に混ぜてもらう。来年早々にはスペイン。 世間はサブプライムローン発世界恐慌に慄いているところだが、我が家…

四方竹

http://www.tosafurusatoiti.com/sihoutikusyousai.html 野菜売り場で見かけたので。さくさくで香りもよくうまい。今回は炒めものの中に入れたが、てんぷらにしてもいいかもしれない。

goth

GOTH 夜の章 (角川文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫購入: 12人 クリック: 79回この商品を含むブログ (417件) を見るGOTH 僕の章 (角川文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2005/06/25メディア: 文庫…

葉桜の季節に君を想うということ

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/05/01メディア: 文庫購入: 40人 クリック: 204回この商品を含むブログ (369件) を見る 出版当時、ミステリ界のあらゆる賞を総なめにした本格ミステリ長編。…

メグ

所用でひさびさの母校。 車中、あそこでビール持ってきた飲み屋のオッサンとバイト中にもかかわらず酒盛りしたなあ、とか、あそこのマンションに住んでた女の子のうちで飲み会やったときに、洗面所で○×を吐いて詰まらせたままとんずらしたなあ、とか思い出し…

三重密室

すべてがFになる (講談社文庫)作者: 森博嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 1998/12/11メディア: 文庫購入: 16人 クリック: 241回この商品を含むブログ (588件) を見る 孤島の中の孤立した研究所の中の密室、つまり三重密室の中で起きる殺人事件。「計算する…

上上

宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』上・下を買ってきたつもりが、袋を開けてみたらどちらとも「上」だった。おまけに、back flapで確認すると、『ブレイブ・ストーリー』は2巻本ではなくて3巻本だった。冒険に出かけるのも一苦労。 しょうがないので(と…

伊坂の映画

『重力ピエロ』と『フィッシュストーリー』が来春公開予定。それにしても『容疑者x』の石神役に堤真一はないだろう。

様式美

ミネルヴァの梟は黄昏に飛びたつか?―探偵小説の再定義作者: 笠井潔出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (6件) を見る 探偵小説は様式美の世界ということで。へヴィメタルとおんなじだ。

陥穽と振り子

見事な秋晴れ。真っ青な空。ポオ小説全集 3 (創元推理文庫 522-3)作者: エドガー・アラン・ポオ,田中西二郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1974/06/28メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (30件) を見る 穴といえば、「陥穽と振り子」。 …