○○コールに対する違和感

 今頃になって大掃除敢行。リビングを片付け、今や物置と化したわが部屋を片付け、キッチン周りを清掃する。嫁はリビングと寝室を徹底的に。レンジの脂汚れを容易くやっつけてくれる一般的食器用洗剤「オレンジジ○イ」が頼もしい。終わってみて、うちってこんなに広かったけ?と感慨に浸る次第。終日掃除に勤しみ、再引越し祝い(?)ということでクロキリをぐびぐび寿司を食う。またか。
 アーセナルvsウィガンを生テレビ観戦。アーセナルがボールを支配するも、東南アジアの香り漂うオランダ人ランザートにPA外中央約25メートルのスーパーミドルを許す。前半終了間際にも、へスキーが抜け出し、レーマンと1対1。右隅を丁寧に狙うもポストを叩く。よく見るとレーマンがちょびっと触っている。後半、アーセナルが前がかりになって必死に攻める。しかし、ゴールは遠い。眠りかぶっていたので記憶が薄れてしまったのだが、OGとロシツキーのプレミア初ゴールでアーセナルが終盤逆転。アンリいまいち。


春が来た! (角川文庫)

春が来た! (角川文庫)

 天才。短編集というべきかなんというべきか。各章「R」で表記されており、ボクシングファンなら「ラウンド」と読んでしまうところ。これは「レース」と読むべきだろう。「7R」で終わるところがミソか。特別戦が続いて準メイン、メイン、トリと続く競馬の流れを想起するなら、これはさしずめ前哨戦。後ろに行くにしたがって競馬色が濃くなっていき、最後の柴田政人へのオマージュ作品は競馬好きの人しかついていけないに違いない。ならば、この後どれだけコアになるのか。
 競馬関連本の書評やコラムに携わりながら、いつの日か日のあたる場所に出ようと頑張るフリーライターの話が「新馬戦」なら、万年課長生活を終え、定年退職後に向こう見ずにも競馬批評で世に出ようとしているうぬぼれの強い作家志望者の話は「未勝利戦」。この辺までは、競馬を全然知らない人でも大笑いで楽しめるはず。他のも読んでみたい。