frontiersman

 もろもろ。ファミレスで少々。買い物して帰宅。シチューはあんまりだと思い直して大量の煮物に変更。割と下準備に時間がかかる。ベランダから見える桜に花がつき始めた。もう春ですなあ。

アントニオ猪木自伝 (新潮文庫)

アントニオ猪木自伝 (新潮文庫)

 日本での幼少期からブラジルでの過酷な移民生活、それから力道山と出会い、プロレスラーとしてのし上がり、様々な確執と邂逅に刺激されながら政治家にまで上り詰め、挙句の果てにイラクの人質を解放してしまうという荒唐無稽なサクセスストーリー。通してみると、大抵の人が敬遠するなんか胡散臭そうな話をことごとく真に受けて失敗し、それをバネにのし上がる、というライトモチーフを、一生かけて変奏しているような。どんなにだまされても虚心坦懐、というわけにはもちろんいかないのだけども、あんまり引き摺らずにプラスに変えていくというか。ブラジルでのフロンティア生活が全生涯にまで敷衍された格好で、最近ではまた新団体を作ろうと吼えている猪木。かなり元気が出ます。