ロックを聴かないことに妥協はしないロッカー
もろもろ。豚のステーキ。
アメリカでも日本でも銃撃事件。異例の扱いで報道されている。しかし、イラクでは毎日のように数十人単位、多いときには100人単位で犠牲者が出ている。見慣れない光景の方がニュースソースとしての価値が高い。だとしたら、イラクの惨劇はとっくに飽き飽きするほど見慣れた日常へと取り込まれてしまっているからこそ、もはや語るに及ばない些事として扱われるのだろう。もちろん数の問題ではないのだが。
転じて全米最大級の武装擁護ロビイスト団体NRAは、こんなことではびくともしないのだろう。自衛のための民間人武装なんて一体いつの時代の話をしているのだろう。伝統やルーツの言説は真に受けない方がいい。伝統やルーツはそれ自体が変わっていくものだからこそ継承する価値がある。それでも自衛権とかいうんだったら、警察の維持費用がバカにならんからいっそのこと廃止してみたら。因みに全米における正当防衛としての銃使用は全体の1%以下。自衛のために使っている人なんてそうそういるわけがない。といってみたところでどうせ暖簾に腕押しなので黙る。まあより過激な銃擁護派を押さえ込んでいるわけだから、NRAはぎりぎりの妥協の産物ということでいいのか。
- 作者: 別冊宝島編集部
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 文庫
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