笑えるホスト番組

 原稿書き。今回のテーマにちなんで、ボードゲーム「チェッカー」を初体験。単純だけど、意外に難しい。紀元前3000年以来の歴史があるという。チェスの盤面を使うので、そのチェック柄から「チェッカー」となったのだろうけど、チェスとは違って駒に個性はない。駒の連携がもっとも重要なようだ。なるほど、いろいろ参考になった。
 夕飯後、ホストの番組を見る。この手の番組にはお決まりのダメダメホストを更生させる企画だとか、カリスマホストの売り上げ対決だとか、ネタはマンネリ化しているような気がする。もちろん、うっとり見るのではなく、バカにしながらみるわけだが、本当に番組作りが単純で、ホスト礼賛の内容にびっくりする。そこに何の逡巡も揺らぎもないわけなのね。カリスマホスト対決は、残り一分で関西のカリスマホストが社長令嬢に1500万のボトルを入れさせ、大逆転で終了。「最後の問題は一万点です」みたいな終わり方にどっちらけ。そこでホストの男と男の勝負みたいな演出になるのだけど、どう考えても一番凄いのは社長令嬢でしょうが。大体なんだ?1500万のボトルって?アインシュタインの脳髄でも入っているのか?そして、最後は一気飲みを売りにしているホストの話。何でも障害者の施設を作るのが夢らしい。その夢自体は素晴らしいと思うのだけど、毎晩のようにウィスキーやバーボンを一気飲みしては病院に担ぎ込まれて「60歳の肝臓です」とか説教されるというアホな話と何の関係があるのか。最後は「今日も夢のために一気飲みし続ける」みたいな終わり方だったけど、そもそも一気飲みしかできないやつなんて、ホスト向いてないと思うんですけど。肝臓お大事に。久々、超C級の番組を通しで見てしまった。フジテレビ、「楽しくなきゃテレビじゃない」んだろうけど、もうちょっと考えた方がいいぞ。