通夜

 昼過ぎに電車に乗って5時間揺られ、夕方到着。仏式ではなく、神式で葬儀を執り行うようにしたらしい(金銭的にもこっちのほうが圧倒的に安いらしい)。通夜が始まってから、夜の10時位まで受付を淡々とこなす。田舎だからなのか、弔問客が続々と訪れる。若干控え室で飲み会をして、帰宅。神主さんがサッカー少年団時代の監督さんでややびっくり。祖母はきちんと化粧をして、白無垢姿になっていた。遺影は10年ほど前に北海道旅行したときのもの。遠くを見ているような感じ。
 

女たちの絆

女たちの絆

山中を縫うように進む特急列車の強烈な揺れの中、牛歩の歩みながらも第2章まで読み進める(頭がぐらぐらする)。祖母の死というタイミング、そして我が女系一族のことを思うと、こんなぴったりの本もないかもしれない。大文字のフェミニズムを押し付けるのではなく、人それぞれのフェミニズムを尊重すること。なにかとギクシャクしてきた4姉妹が、祖母の死を契機に団結している姿を見るにつけ、いまこそ互いの尊厳を本当の意味で認め合って欲しいと思う。それこそ祖母の遺産だと思うので。
 まだ途中なので大したことはいえないが、性別化の公式やラカン理論がフェミニストに誤解される原因なんかもよくわかった。非常に分かりやすい。詳しくはこちらを→http://d.hatena.ne.jp/toshim/20060313