商売の匂いをさせないのが本当のプロじゃないかと

 ウェディングドレス試着など。必死に荷物を握り締めて街へ。こまごましたものを調達したあと、インポートもののドレスを物色しに嫁のお供。5着ほど試着。待っている間本を読み読み時間を潰し、カーテンが開くと「はいカシャ」。インポートものは国産のものに比べてデザインが細やか。その分10万ぐらいお高いのです。それにしても、なんだか結婚業界の人との話って商売の匂いがぷんぷんしてあまり心地よいものではない。祝い事なので波風立てたくないというこちらの心理を逆手にとっているのだろうか、できるだけ多く、高いものを買わせようとしてくる。具体的にはドレスの下に着る下着を買えと迫られている。下着店に相談すると、まだ先の話だから今買わなくてもとアドヴァイスしてくださるのだが、ドレスのレンタル業者は下着を買わないと試着ができないぐらいの勢い。こっちはもっと安いのがあるんじゃないないだろうか、と思っているところに、抱き合わせ販売的なハズ押しを喰らう。ウェディングプランナーは「引き出物の展示会があるんですけど、明日」って。学生の飲み会じゃないんだから。メールアドレス教えてるんだから、事前に言ってくれないかなあ。ま、契約しちゃったからねえ。釣った魚はあんまり餌をもらえないのでしょうか。何かと不愉快。
 と、ややいらいら気味で、さて発散しようかとビアガーデンに。前売り券を購入していたので喜び勇んで飲む気満々。ところが一歩足を踏み入れると、「お客様。申し訳ございません、満杯でございます。予約してくださらないと」だとぅ。前売り券を買うときには予約をしたほうがいいとは一言も言っていなかったではないか。なんだかなあ。あんたらプロでしょうが。しっかりせいよ。
 でもその後街中をうろうろしていると、コース8品+飲み放題120分で3000円也の看板を。いやあ、こちらの気持ちをよくぞご存知で。久しぶりに正体不明になるまで飲みました。何にも覚えておりません。