まわれーまわれー糸車

 昨晩遅く、思考のもつれに気付き、急遽改稿。だいぶシンプルに。友人の指摘や質問が随分参考になった。何かを書くということは、自分がいかに何も分かってないか、いかに自分の考えや見方がつまらないものであるかという苛烈な現実と常に向き合う作業であることを再認識(何度目の?)する。その分、修正された論以降の(つまり今回は扱わない)問題が面白くなってきた感じはする。しかし、それと向き合うときはやはりがっかりするのだろうけど。なにはともあれ、シンプルなのはよいことだ。縺れた糸をはさみでぶちぶち切って単純化するのではなく、それを丁寧にほどいてやる。ともすれば、さらにめちゃくちゃにして提示したがる私が最も苦手とする作業ではあるが、それは人にものを伝えるときに最も重要なことなのだ、と30を手前に少年の気分に浸るのであった。はあ、本当はレアルvsリヨンを見る予定だったのに。
 一日中、結婚式関係。新婚旅行の正式な予約。あまり寝ていない上に、昼食でビールのサーバーの魅力に負け飲酒、かつアイテムフェアでカクテルを飲み、だんだん瞼が落ちてくる。嫁のドレスを最終決定、小物を合わせる間、原稿をチェックするも、まあいっかモード。自分のタキシードを決定する段になると、ややテンション上がるも、肌理細やかな嫁のドレス選びに比べるとあまりにぞんざいな扱いにどうでもよくなる。ワイシャツもネクタイもちゃんとつけることなく、アタッチメント式のよだれかけみたいな布をかけられて、ズボンと上着だけ瞬く間に取り替えられていく。15分ほどで5着。最後の抵抗でもう少し見させてくれ、とすがりつき、次回の予約を取り付ける。多分、あんまり意味ないな、うん。その後、この界隈ではかなりのクオリティの料理を出す飲み屋で飲む。いい気分で帰宅するも、指導教官からのメールで目が覚める。さあ、書き直すぞ。っていつも土壇場になって書き直しているような気が。今回はかなり早い段階から原稿はできていたはずなのに。あれあれ。