アーセナルvsマンU

 大一番。エミレーツスタジアム杮落とし以来、未だホーム土付かずのアーセナルベンゲルはこの一戦を落とせば、今季の優勝はないと考えている模様。ファン・ペルシが足を痛めてスタメン落ち。アデバイヨールとアンリの2トップ。ロシツキーやセスクがこれに絡む。一方のマンUC・ロナウドが2ヶ月連続のMVP受賞で意気上がる。新加入のラーションルーニーの2トップに、ロナウドギグスが絡む形かと思いきや、ラーションの1トップにギグスがトップ下、ルーニーが左サイドのようにも見える変則の布陣。文字通りの追い風を得て、風上に立ったマンUが序盤は一気呵成に攻め立てる。が、徐々にアーセナルも持ち直して、ほぼ五分五分の内容で前半終了。後半になると、風上に立ったアーセナルが地の利を活かして攻勢に出る。しかし、ヴィディッチファーディナンドを中心とした守備陣がことごとく跳ね返す。折に触れカウンター。後半10分(?)、左サイド、ロナウドが前を向いてボールを受けられると見るや、エヴラが猛然と前線にダッシュロナウドのスルーパスが左サイド・エヴラに通り、そのまま高速クロス。矢のように飛んでいくボールはDFの頭を掠めて、ファーサイドに飛び込んだルーニーがゴールをさらう。久々のゴール。後がなくなったアーセナルは、ファン・ペルシを投入。攻撃に枚数を割く。アンリを中心にあと少しのところまで何度も攻め込むも、マンU守備陣は揺るがず。ラーションに代え、サハ。しかし、右サイドからのグラウンダーに中央から走りこんだアンリが反応、シュートを撃つかと思いきや、後ろのスペースが彼だけにはちゃんと見えるのか、ヒールでちょんと触って微調整、走りこんだファン・ペルシが豪快に蹴りこむ。同点。ここからマンUは引き分け狙い。ロナウドに代え、エインセ。残り時間もあと5分ほど。ロスタイム突入。ここでドラマが。アデバイヨル(多分)の右サイドからのクロスにアンリが中央で反応。なぜかノーマーク。ヘッドで突き刺す。まさかまさかの大逆転劇で終演。絶好調時のキレが戻ったアンリの八面六臂の大活躍。しかし、まだトップとは12p差。依然厳しい情勢に変わりはない。マンUは敗れたとはいえ、チェルシーも負けたようで首位の座は揺るがない。とはいえ、今日は全くいいところがなかったロナウドの調子は気になるところ。