スタンダールは関係あるのか、ないのか・・・

 もろもろ。芸を磨く。3時間ひとり500円なのに、ドリンク・フード共に半額になっているんですが(生中が175円だったりして)。ノストラダムスかなんかですか? 嫁の新ネタ「私のぉ〜お墓にぃ〜」にひれ伏す。トイレから帰ると山が燃えていたり。なんかないですかねえ、新ネタ。嫁をそのままサークルの飲み会に送り出し、私は家で弁当と鯵刺しで飲み。ゆっくりしてきてね。

 IWGP外伝。氷高組が管轄するカジノのアガリ狂言強盗で奪った4人組だが、中でも気の弱い鈴木がそれを強奪。一枚噛んだしがない映像ディレクター・小峰は、分け前を貰い損ねたばかりか氷高組に押さえられ、5千万円の借用証書に判を押すことになる。が、ただでは転ばない小峰は、金を取り戻したら借金をチャラにしてくれ、と氷高に申し入れ、そればかりか報酬として1千万円よこせ、と大胆極まりない要求を付け加えることを忘れない。カジノで身を持ち崩し、狂言強盗にまで手を染めるはめになった小峰は、こうして破れかぶれで一勝負打つ羽目になるのである。小峰のお目付け役兼相棒は、マコトの中学時代の友人で氷高組のホープ、「サル」。Gボーイズも後々僅かながら小峰に手を貸すことになる。若者を中心としたIWGPシリーズとはまた別の、池袋に生きる大人の暗部を正面から見据えた本作は、ギャンブルをアレゴリカルに小峰その他の人生に敷衍しながら淡々と進行し、最終的には本物のギャンブルでの大勝負へと収斂していく。ちなみに解題をするなら「赤・黒」とはルーレットにおけるそれを指す。あまりミステリーの要素はない。むしろ素直にギャンブル小説として読むべきか。もうひとつおまけに解説は、ギャンブラー森巣博。ぶっ飛んだ解説で本編以上(?)にギャンブルの魅力を伝えている。こういうこと書いて大丈夫なのかしらん。