そこはシュートじゃないの?

 もろもろ。嫁特製煮込みハンバーグとスペイン産ワイン。嫁の上司の先生に頂いたワインだが、見事に料理にマッチ。なるほどワインのある生活というのもなかなかおつなものである。
 食べながらアーセナルvsフラム。相変わらず美しいサッカーをするアーセナルだけど、なかなかシュートが決まらない。追加点を奪えないままペースを乱し、こう着状態になって、やがて追いつかれる、という最悪の展開。なんとか3−1で勝つものの、課題山積。やっぱり点を取る役者が不足している。アーセナルのようなパスワークの美しさを重視するスタイルなら、どこからでも点が取れないとダメなのでは。ということは、セスクやロシツキー、フレブといった中盤のタレントが2ケタ得点を挙げるようなチームにならないといけない。それは、ファン・ペルシーやアンリといった前線の点取り屋の故障前から分かっていたこと。具体的にはミドルを撃つ。相手に引かれることが多いアーセナルの場合、ミドルの名手が必要。セスクもごくたまにトライするが、もっと頻度を上げないと。パスの美学はよく分かる。が、ギャラスの「美しいだけじゃダメ」発言の真意は、仲間にパスすることで自分を免責するような結果になっている、というところにあるのではないのか。シュートを撃って外れてもいいじゃないの。撃てる局面で仲間にパスして、ついでに責任もパスしたつもりになってホッとしてるようじゃ上は狙えない。若い選手が多いんだから、もう少し我武者羅になってもいいんじゃないの。