危険な思想家

 半額寿司とビール。後ろめたさを感じながら、今月もお疲れ様。
 大掃除。寝室と自称「居間」を中心に。紛失したと思われていた論文(Barbara Christian)に再会する。久しぶり。頭の中も掃除できたか。それはそうと、そろそろ本も捨てないと。大小合わせて7基+αの本棚もフル稼働状態。これ以上本棚増やしたところで、ボロ屋なので床が抜ける。そんなことになったら浸水騒ぎの比ではない。あるいは里子に出すか。


 

危険な思想家

危険な思想家

 安全性の拠り所となる人権イデオロギーや民主主義イデオロギー自体の危険性を指摘する、「(それらにとって)危険な思想」を提唱。この著者の本を恥ずかしながら初めて読んだ。なかなか頓知が利いてて心地よい。少々落としどころに困る節があるものの、概ね切れ味鋭い。知識人批判本としても有用。オウムのことなどまるで話題に上らない今だからこそ、もう一度オウム事件を問い直してみるのもいいかもしれない。しかし、何か大変なことが起こったときに脊髄反射的に反応すると、結局碌なこと言えないものだなあ。カンサンジュン然り。