告白

 年賀状作成。
 何かの歌番組で目撃した新生エグザイルは、か弱い美少年を浅黒い獣たちが取り囲んでいつ襲おうか相談しているようにしか見えなかった。嫁いわく、コブクロの新曲はどうみてもクィアな(おっさん2人組だけど)BLソングなのだそうだ。そういわれてみると、そうとしかみえなくなってくるから不思議。
 新日の両国大会をCSで。飯塚がいつのまにやらテロリスト藤原的な売り出し方をされていて吃驚する。対する天山がベビーフェイスというのがぴんと来ない。小島との団体を超えた「友情」を売っている。友情パワーってキンニクマンじゃなかったか。
 永田の眼力ならぬ顔力はすばらしい。アームロックを極めながら白目を剥いて力の入れ具合をカメラマンにアピール。対するゼロワンのチャンプは表情に乏しい。文字通り役者が違う。
 メインは武藤vs中村のIWGP戦。武藤の動きが悪いのが寂しい限り。膝の状態が思わしくないのだろう。華麗な円環運動はもうみれないのだろうか。それでもきちんとまとめるあたりはさすが。内回り外回り、山の手線方式のドラゴンスクリュー。対する中村はプロレスが下手な印象。なんでもてはやされているのだろう。

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告白

 今年の「このミス」第4位ぐらいだったか。新人賞受賞短編を膨らませて長編として出版。子供を殺された女性教師の復讐譚。各章、それぞれ異なる人物による独白や日記で構成されている。教師の物語が母の物語になったと思いきや、やっぱり教師の物語だったというオチ。想像的な母子関係に介入する父。教師という職業のジェンダーはやっぱり男、あるいは父なのだ。ミステリとしては弱い気がするが、よくまとまっている。最後あたりは、ドラマテック・アイロニー含み。子供の償いは母だけではなく子供をもってせよ。復讐はいつも過剰なのだ。