店長求む

 す○さんうどんも飽きたので、路地裏をぐるぐるまわってみることに。
 十分彷徨って、通りに戻ってきたら、目の前にラーメン屋があった。客の頭が二、三見える。ラーメンもいいかもしれん、とチャリから降りた瞬間だった。
 入り口のサッシにでかでか張られた一枚の紙。
 大書された「店長・アルバイト急募」。
 って誰がラーメンつくっとんねん。もしかしてセルフか。作って食べるのか。RPGツクール的なことになってんのか。いや、まあ、さすがにそれはないだろうが、もし、店長やりませんか、と店の誰かに言い寄られたとしたら、断る理由がどこにもないことに気づいたので、退散する。新店長が見つかったら行ってみよう。
 再び、チャリに跨ってしばらくいくと、次から次へと客が入れ替わっていく大盛況のチャンポン屋をみつける。長崎中華街ほどではないが、うまい。またこよう。