アニマル・セラピー

 いとう○の○公園へ。
 焦点のおぼつかないヤギの目にびびり、ミーアキャットとプレイリードッグに癒され、ほぼ同世代の象二頭と今後の刎頚の交わりを誓い、飼育員に何度もおあずけを食らいながら馬肉を食らうトラの食事を見守り、オウムに「バカ」と言われて行尸走肉たるわが身を慮り、ヴァンダレイ・シウバのような手招きで餌の投球を促し見事にキャッチするニホンザルに驚愕した。
 動物の種類ごとに市民のサポーター制度が設けられている。それで餌代の一部を賄うのだという。一万円以上の喜捨で一年間の顔パスが可能になるらしい。帰宅後、家族会議を開く。