ヤマイダレつきの正月

 風邪は、案の定、家庭内パンデミックへと発展する。少しだけ罹患の時期がずれていたおかげで、枕を並べて昏睡ということはなかった。椿鬼奴デスメタルバンドのヴォーカルのようだった嫁の喉も、鍋とラーメンを食べ続け、ゆず茶を飲み続けて快方へ向かう。まったくとんだ正月だ。
 いったい風邪をひいたら何屋が儲かるというのだろう。さて。