永久機関

 ようやく自律神経だか体内時計だかの狂いが終息へ向かい、まともに働いている時間のほうが長くなってきた。が、まだ眠い。世間は先物買い的な景気の浮揚と軌を一にしてすっかり春めき欣喜雀躍、浮ついているようだ。こちとら揚力に任せて、ドザエモンよろしく水面にぽっかりと浮かび上がったまでのこと。浮かび上がったところで、たちまちきな臭い話が耳を聾する。季節の変わり目は相談事が多くて、こちらも困る。