有馬記念前日(クリスマス・イヴ)

 昨日、九州に再上陸。モノノフ氏と脳力リハビリをしながらドライヴ。懸念されていた寒波もどうやら東方に去った模様で、無問題。夕方には到着。結婚祝いとしてコーヒー豆をつぶすやつ(早くも脳力が問われている)をもらう。ありがたい。
 今日は別にクリスチャンでもないのにクリスマス・イヴに向けて料理を準備。うまいものが食える口実であればなんでもいいのだ。うちは毎度のことながらプレゼント交換などというしゃれたことはやらない。かわりに好きなものをたらふく飲み食いするのだ。(コーヒーミルだ。)嫁は鬼の形相でチーズケーキを作り始める。一回トランスするともう手が付けられない。あいつとは住む世界が違うのだ、と諦める他無い。こっちはすみっこでじゃまにならないようにローストチキンの下準備。どっちがメインだ!
 
 さて、明日は有馬記念。注目はディープインパクト。迎え撃つ対抗馬の陣容は、引退する現王者ゼンノロブロイ、ちょっと調子の上がってきたリンカーン、展開に左右されるものの決め足鋭いハーツクライ、前走は2200メートルまで日本レコードだったタップダンスシチー天皇賞では並み居る古馬陣をねじ伏せたヘブンリーロマンス、雌伏一年復活デルタブルース、と多士済々。夏のグランプリホース、スイープトウショウがいない以外はほぼ現役最高峰の面々が集った。個人的にはサンライズペガサスのラストランにも注目している(怪我さえなければG1の一つや二つ獲っていたであろうに)。
 今回、ディープが中心なのはいうまでもないが、心配なのはペース。タップの前走を見る限りペースが落ち着くことは考えられない。これまで経験したことの無い激流がディープを待っている。鍵を握るのはタップ。これに競りかける馬は見当たらない。一人旅が予想される。タップのペース次第で、展開は大きく変わってくる。中山のコース形態からいって、追い込みはほとんど決まらない。直線が短く、カーブもきつい。基本的には好位差しが有利だ。しかし、実は3〜4角まくりを得意とするディープが最も得意なのはこの中山なのではないか、と私は踏んでいる。ディープのまくりは史上屈指。まくられるときついのは先行勢だけではない。一気にペースが上がるときに、後方待機の馬は器用さが問われるのだ。
 今回故障や落馬、あるいは5馬身以上の出遅れ、という不測の事態を排除して考えた場合、ディープを負かす可能性のある馬はタップ以外にない、と考えている。その可能性は5パーセントぐらいだと思うが。

 ◎ディープインパクト
 ▲タップダンスシチー
 △デルタブルース
 △リンカーン

ごらんのとおり、対抗なし。ディープ以外はあくまでも単穴、連下どまり。ゼンノロブロイを消した理由は、ジャパンカップでの残り100での失速。この馬、もう最後の踏ん張りがきかなくなってきている。テイエムオペラオーの最期とよく似ている。ハーツクライを消したのは、超不器用だから。厳しいでしょう。ヘブンリーロマンスは、古馬の一線級に勝ったとはいえ、天皇賞のレベルは条件戦級。およそG1とはいいがたい内容。現にジャパンカップでは中位に沈んでいる。とかいって、外れたらごめんなさい。あたるかどうかは知りません。何となく論理的な理由がつけられればそれでいいので。

平井堅の替え歌(pop star古時計)、そしてなんといってもマリオはすごい。必見。