ディズニー版ハック

 またもや雨。今週はずっと天気が崩れたまま。
 大学図書館でDVDを物色。やけにドキュメンタリー系が多い。学生が借りるとは思えないのだが。古めの映画多し。邦画が全然ないのはなぜ?『ハックルベリーフィンの冒険』と『太陽がいっぱい』を借りる。
 で、帰宅後、『ハック』(http://www.imdb.com/title/tt0106223/)を鑑賞。ハック役にはイライジャ・ウッド。ディズニー映画なので、どのような教育的配慮をしながらハックとジムの関係を描くのか注目して見ていたが、かなり原作に忠実。忠実すぎて、いきなりブードゥー的な儀式を行うジムを再現、やっぱり未開人的なノリで突っ走るのか、と多少不安になる。しかし、その後は、時にハックの代理父的な存在として、また時にはかけがえないのない友人としてジムを描き、子供向けの教材として結構いい出来かも。王様と公爵のシェイクスピア劇が割愛されているのは、時間の都合上仕方なし。トム・ソーヤーが出てこない終わらせ方も、もしかしたら原作よりリアリティがあっていいかも。イライジャ・ウッドがかわゆすぎて、ハックの野生児的なイメージを損ないやしないかとも思ったが、これはこれでよし。子供と一緒に見ましょう。