競馬とK−1

 終日掃除。ベランダが綺麗に生まれ変わった。家庭菜園でもしようか。
 今年度から創設されたヴィクトリア・マイルは、ダンスインザムードが北村の好騎乗で制した。インをぴったりまわって、前が開く瞬間を待ち続け、チャンスと見た残り300ぐらいから一気に先頭に立ち、そのまま押し切った。苦労人・北村、初GⅠ制覇。今年は初GⅠ制覇が合言葉か? 一番人気ラインクラフトは抑えすぎではないだろうか。確かにちょっと行きたがるようなところが多く見られるようになってきたが、福永ももう少し行かせてもいいのでは。いずれにしても、ラインクラフトはもうスプリント路線の方がいいかもしれない。エアメサイアは武が無難に乗った。外を回って2着。牝馬路線をリードしていくのはこの馬だろう。ディアデラノビアもよくここまで立ち直った。今後、エアメサイアのライバルになるかもしれない。好レースでした。
 K-1、オランダ大会。ホースト引退試合は、アーツが花を持たせた格好。そこそこいい試合だったが、なんだか互いに遠慮しているような。復活を狙うレ・バンナは、「タイムボカンシリーズ」に出てきそうな名前の元王者・ボンヤスキーと対戦。明らかにホーム裁定といえる判定で、オランダ出身のボンヤスキーが勝利。前に出続けたバンナが気の毒。GP予選トーナメントは、202センチのでかい人が優勝。この人もオランダ出身。なんだかマーケットの規模を広げるためだけの大会のような気もする。富平に勝ったあと、左拳の骨折で準決勝戦を辞退した黒人の選手は、動きも速く、コンビネーションも凄かった。いい選手だね、あれ。リング上は、オランダだけど、日本の広告に溢れていた。「レオパレス21」の広告があるのは、K−1の花形(?)、藤原紀香の御威光か。

追記:こんな事情があったとは。道理でなんか盛り上がらないメインイベントだったわけだ。サップはミルコに眼底骨折させられてから、精神的に格闘家として終わった感じ。アケボノ戦も酷かったし。これじゃ、K−1に多大なる貢献をしたホーストがかわいそう。

サップ ホースト戦30分前に逃亡
2006年5月15日(月) 6時4分 スポーツニッポン

 13日に行われたK―1オランダ大会でボブ・サップ(31)がまさかの敵前逃亡をした。母国での引退試合となるホーストと戦うはずの野獣が出てこない。代わりに姿を現したのは、シュルトのパンツをはいたアーツ。ざわつく会場に、リングアナは「30分前に腰抜け野郎は帰っていた。怖がって敵前逃亡した。主催者が何度も説得したが無理だった」と説明した。

 肩透かしを食らったホーストが「具合が悪くなったと聞いたが、よく分からない」と話せば、急きょリングに上がったアーツも「テレビの解説で来ていたが、1時間前に試合をしてくれと言われた」とドタバタを認めた。谷川イベントプロデューサーは「直前になって無理難題を要求し、バンテージを巻いたまま会場を去った。プロとして本当に情けなく残念」とコメントした。何が野獣を変心させたのか?真相は明らかになっていないが、この事件が今後のK―1戦線に大きな影響を与えるのは間違いない。

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20060515&a=20060515-00000013-spn-spo