ひと休み

 一週間の疲れを癒す。だらだら、ごろごろ。晩は鯛の塩焼きと炒め物。
 ロナウジーニョの番組(NHK)を見る。お兄さんもサッカー選手でなおかつ日本でプレーした経験がある、というのは知らなかった。そういう縁を大切にして、30になったら日本でプレーする、とか絶対ないだろうね。
 

エピソードで読む西洋哲学史 (PHP新書)

エピソードで読む西洋哲学史 (PHP新書)

寝る前に最適な本。中学生でも読めそう。いろんな哲学者の俗っぽい人生エピソードを散りばめながら、哲学のエッセンスをこれまた俗っぽい感じでまとめる。「結んで開いて」を作曲したのはルソーとか、ウィトゲンシュタインの実家はヨーロッパ有数の富豪だったのに財産放棄した話とか。それにしても哲学者の方って発狂したり自殺したり、精神衛生上あまりよろしくない方ばっかりなようで。切り口はとっても辛口。カント倫理学を「むなしい」とばっさり。ニヒリズムを一番恐れていたのは実は大衆じゃなくてニーチェだろ、とばっさり。ローティは、「フセインタリバン」を倒すのはいいことだと思っているんだろ、とチクリ。頭を全然使わなくても読めるので暇な人は手をつけてみては。てことはつまり、退屈ですぐ眠くなるんですけど。寝る前に読むのが一番です。

[追記] メイショウサムソンが2冠。昨年のディープインパクトに比べると随分静かな二冠馬の誕生という感じ。鞍上も武豊ではなく石橋守なわけだし。しかし、この石橋、実はもの凄いジョッキーなのかもしれない。というのも、全てのホースマン垂涎の的であるダービーの残り50メートルで、着差はクビなのに手綱を抑える余裕を見せたからだ。レース振りも極めて冷静。馬も成熟しているが、ジョッキーはもっと成熟している。アメリカンオークスで、すでにぶっちぎっているのに死ぬほど追った福永祐一とは次元が違う。ウィニングランを終えて検量室に引き上げる際、大観衆に応えて控えめに手を上げるあたりも実に渋い。メイショウサムソンの今後の成長力についてはよくわからないが、父が同じくオペラハウスだったテイエムオペラオーの全盛期のような大人のレース運びを見せているので、大崩れはしないだろう。夏を無事に越えて欲しい。その他では堅実なドリームパスポート、骨折から復活のマルカシェンクあたりが今後に期待。アドマイヤメインは展開と馬場に恵まれ、完璧に乗って2着。ダービー馬を越えるのは難しいだろう。