金太の大冒険

 読書、その他。雨。晩には再び大雨洪水警報。どうなってんだい、いったいぜんたい。晩飯はマグロのガーリックステーキ。エリンギを添えて。好評。W杯に合わせて昼夜逆転

 イタリアvsドイツ。2−0。イタリアはトニのワントップにトッティがトップ下。ドイツは今大会チームのダイナモとして大奮闘のフリングスを欠く。代役はケール。全体的にイタリアが押し気味。しかし、折を見てドイツもスキを突いてくる。共に攻撃にかける枚数が少なく、安全第一。イタリアはピルロを中心に中央の裏をついてくる。というのも、やっぱりトニが完璧に抑えられて、ポストプレーができない状態だったからではなかろうか。ドイツはサイド攻撃。しかし、バラックがいまいちで、どうにも攻撃が単調。一方のイタリアも、トッティが好調とはとてもいえない。後半はイタリアがややペースダウン。両サイドにシュバインシュタイガー、オドンコルを投入して勝負に出たドイツがやや攻勢。しかし、決定的な場面はイタリアの方が多い印象。トニに代わって入ったジラルディーノはサイドにも流れるため、だんだんとイタリアもサイド攻撃を織り交ぜ、揺さぶるようになってくる。延長に入るとイアキンタに加え、デルピエロまで投入。FWが三枚、あるいはトッテイも加えて四枚という超攻撃的布陣に。ピルロの正確なロングパスで好機を何回も演出。ジラルディーノが右サイドを突破して、中央に切れ込み、バラック(?)を振り切ってレーマンの逆を突くニアに撃ったシュートは惜しかった。両チームとも疲れているが、創造性に優れているイタリアの方が数多くチャンスを演出。問題は決定力。残り一分にドラマが。右サイドからのCKのこぼれ球をピルロがPエリア付近でキープ。横に動いてスペースを探し、あら、グルッソがありえないくらいのドフリー。スルーパス。ダイレクトで撃つことを推奨するような緩やかなスルーパス。注文どおり左のサイドネットにダイレクトで。ありゃ取れません。終了間際には絵に描いたようなカウンターでジラルディーノがゴールに突進。そのまま猪突猛進かと思いきや、中に切れ込んでタメを作り、DFを集めておいて、何十メートル走ってきたのやら、デルピエロにラストパス。落ちついて右上に決める。終了。ドイツの快進撃もここまで。ドイツは司令塔バラックがいまひとつ。ポドルスキーもシュートの精度がまだまだ。切り札オドコンコルは確かに速くて怖いのだけど、足元がいまいちで、奪われてカウンターされる場面も目立った。イタリアの攻撃には、少ないパスで決定的な局面を作るだけの質の高さがある。ピルロのチーム。カットゥーゾあたりが走り回ってくれるお陰で、ピルロが自由にできる。DFも安定感がある。トッティの調子が上がってくれば、申し分ないのだけれども。
 余談ですが、嫁がイアキンタに反応する理由が判明。素朴すぎて、とてもついていけません。シモですので注意。→http://www.hairbirth.co.jp/kinta.htm