MVPはカンナバロかブフォンだと思うのだけど

 読書、その他。晩飯は鶏肉のポン酢和え、残り物、など。
 
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060710-04579593-jijp-spo.view-001
 
 
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060710-04579957-jijp-spo.view-001
 イタリアvsフランス。1−1(PK 5−3)。序盤、セットプレーでフランスゴールを何度も脅かしたイタリアだが、全般的に中盤が押し込まれ気味で、ほとんど有効な攻撃ができない。ピルロも高い位置でプレーできたのは最初のうちだけ。トッティに至っては、ほとんど消えていた。一方のフランスは、主としてアンリの突破がかなり効いていた。ジダンの飄々としたボールキープからの組み立て、リベリーの献身的な前後左右の永久運動、マルダの飛び出し、ビエイラのオーヴァーラップ。イタリアはカンナバロを中心にひたすら耐える。延長前半のリベリージダンの2度の決定機で決め切れなかったのが運の尽き。ジダンの頭突き→退場はゲームの大勢に影響はないにしても、後味の悪さは残った(一説に拠れば、マテラッツィにテロリスト呼ばわりされたとか)。けれど、サッカー人生集大成の試合で、冷静にPKをループ気味に決める円熟さとまだ感情をコントロールできない子供っぽさとが同居するジダンの姿に、ある種の達観とサッカー少年的な熱さが垣間見られた気がして、なんだか複雑な気分。サッカーの神様は、ジダンに最高の舞台を用意したけど、結果までは保証しなかった。イタリアは、さすがに勝負にこだわるチーム。PK戦で、ジダン退場の当事者で、以後ブーイングを浴び続けたマテラッツィを出してくる辺り、大胆だなあ、と感服。攻撃的なイタリアの姿はこの試合では殆ど見ることができなかったけど、トッティが先発から外れても、途中交代させられても、不協和音が全く聞こえてこないところに、揺るがし難い団結力を見た。今大会、試合の一つ一つでサプライズらしいサプライズはほとんどなかったけど、終わってみるとイタリア優勝というサプライズ。面白い大会でした。そういえば、三位決定戦はまだ見てない。カーンが大活躍したというが。ドイツは今後が楽しみなチームです。