コーヒーはたくさん飲めません

 読書、その他。怪しい天気。嫁が友人と飲みに出るので、束の間の王様気分。昼過ぎからファミレスで読書。ドリンクバーを頼むが、いつもこれは飲み物代というより空間を借り受ける対価のように感じる。だって小学生じゃないんだから、そんなにガバガバ飲まないでしょ。でもこれが黄金色の泡立つ飲み物だったらガバガバ飲んじゃう。アラ不思議。弁当を買って帰って晩飯。ダラダラ。暑くてなかなか寝付けず、ついついスカパーをザッピング。リヨンvsスペインのどこかのクラブ(忘れた)との試合を見ながらまどろみ、やがて昏倒する。
 
 

文化と現実界―新たな文化理論のために

文化と現実界―新たな文化理論のために

 今読んでいる本のうちの1つ。途中まで極めて平易。バトラーやジジェクを文化主義者だの観念論者だのと適当に名づけてばさばさ斬っていく。後半は小説や絵画を素材に文化と現実界の関係について考える内容。考えがまとまったらいつかまとめてみようかと思う。他者の他者性を認めない観念論は問題だとは思うが、他者の他者性に揺るがされる観念論は果たして通常の観念論の括りに入れていいものか。空無の現実界との関わりに主体性を導入したジジェクと、完全な現実界と不完全な象徴界の間に文化を置く著者(この場合主体性は文化を形成するところに認められるのか)、という風に整理できるだろうか。共に現実界をある種の限界と考える点においては大差ないようにも思える。保留。