タイガーマスクを被った意味はあんまりないのでは

 外は暑いので中でごろごろ、といきたかったのだが、今日の午前中は自治会の草刈り。灼熱の太陽の下、10人ほどで草を刈る。数人が草刈り機で雑草を一網打尽にし、残った雑草の亡骸をゴミ袋という名の死体袋に次々と投げ込む。暑いっす。終わり間際にアシナガバチの巣を発見。有志数名が自然界の尖兵に挑む。特に美しい闘いではない。殺虫剤でコロリ。ハチも案外弱いものです。あっさり勝負がつく。近くの木陰でタバコを吹かしながら、毒ガスをかけてから蜂の巣が踏み潰されるまで一部始終をぼんやり眺める。小一時間ほどで終了。
 念願のごろごろ。夕飯はひじきと豆の炒め物を嫁が。
 HERO'Sを観戦。宇野薫ブラック・マンバにボコボコにされながらも奇跡の逆転。いい試合を見ていい気分でいたところ、秋山の試合の締まりのなさ(腕ひしぎが外れかかっているのに、レフェリーが続行不能と判断)。主催者側がどっちに勝って欲しいと思っているか、ミエミエです。極めつけは桜庭vsスミルノヴァス戦。序盤にカウンターで桜庭がいいのをもらって一方的な展開に。どうも桜庭は記憶が飛んでいるようで、ほとんど無防備にスミルノヴァスのパンチを受け続ける。その後、スミルノヴァスが打ち疲れで攻められなくなっているうちに桜庭が息を吹き返し、腕ひしぎで逆転勝利。といかにも観客が喜びそうな試合だったわけだけども、どう考えてもあれはレフェリーストップでしょう。並みの選手だったらカウンターをもらって倒れた瞬間にストップのはず。見えない力の働きを感じざるを得ない。だんだん格闘技も底が割れてきた感じ。桜庭がもし壊れていたらどうするのか。日本人のスターを中心に興行を成功させたいというのは分かるが、もう桜庭も37。プロレスならこれから一線級になる年だが、総合では完全に老骨の部類に入る。PRIDEのおこぼれにあずかっているだけではK−1総合格闘技部門は尻すぼみしていくだろう。というよりも、今回のレフェリーの判断には桜庭に勝って欲しいという団体の見えない力が働いていたとしか思えない、ということの方が問題。前からK−1の判定は何かと評判が悪く、特に外国人選手にはすこぶる評判が悪い。どうにかせんと誰も見ないようになるぞ。
 前田御大は、安全性の観点から批判している模様↓http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20060806-00000036-spnavi-spo.html