時差と移動時間を考慮しないで書いたので、きっちり2日分ずれてしまった。なので総合的な感想でも。

1.美術
よくわからないまま行ってしまったが、イタリアはカトリック芸術の最高峰に位置するお国。もっと勉強していたらもっと楽しめただろうに。世界各国を見て回った達人の方に伺う限り、美術でイタリアを超えるところはまずないらしい。いきなりわけもわからぬまま最高峰に触れてしまったわけだが、これでよかったのか悪かったのか。

2.街並み
ローマもフィレンツェも古都で、しかも観光地ということで、近代的なものは極力排除されている。新しい建物であっても、景観を損なわないように周囲に溶け込むようなデザインになっている。ローマの方がどちらかといえば、首都なので近代的な雰囲気も若干あったように思う。どちらにしても、両者共に庶民の生活圏は、観光区域の外部にあるのだろうと想像する。帰りの飛行機に乗るためにタクシーで空港に向かう途中、それまで石畳しか見ていなかったのに、突然アスファルトが現れて、現実に引き戻された感じがしたものだ。

3.ホスピタリティ
イタリア人に対する慣れもあると思うので、多少は割り引く必要があるものの、圧倒的にフィレンツェの勝ち。ローマは必要最低限のサービスしかしない印象がある。しかし、教会や美術館等の料金設定、写真撮影の可否などは割と認めてくれる。他方、フィレンツェの方は、とにかくがめつい。入館料なども高めで、写真撮影はまず不可。しかし、基本的に商人気質が濃い風土なのか、金を払えば手厚くサービスする印象もある。こちらの方が笑顔をたくさん見れた。物価はローマの方がやや高い。