3点取られちゃ ”We will rock you” は歌えない

 もろもろ。アリゲニー山脈からダイブする覚悟で、国産うなぎ。ひええ。酒をちょっとたらして、たれを塗って、フライパンで蒸す。ふっくら。当たり前だがうまい。
 アジアカップ、日本vsUAE。序盤先手必勝を狙ったUAEの攻めを何とか凌いで、高原の2ゴールと中村のPKでリード。後半、UAEはプレスをやめてゴール前を固める。すると、日本の攻撃のリズムが停滞し、何度かカウンターを浴びる。結局1点は取られたものの、その後は無難にパスを回して終了。
 相手がやり方を変えてきたときにどういう対応をするのか、意識を統一する必要アリ。特にサイドはがら空きだったわけだから、余裕をもってもっと早めにクロスを入れてもよかったのでは。下手に持ちすぎて距離を詰められ、相手選手に当ててしまう場面が多々見られた。また、3点リードかつ相手はプレスを省いた守備をしてきているわけだから、強引に崩しにいく必要は全くなく、単純にミドルを撃てばいい。それほど取る必要のない場面は、シンプルにやればいい。下手にこねくり回すことはない。
 今回は相手が弱すぎた。ファウルでしか日本の攻撃を止める事ができないUAEは、少なくとも組織的に日本の攻撃をなんとか食い止めていたカタールより数段落ちる。ただ2トップへの変更が奏功したともいえる。縦のボールを入れやすくなったことで、パスのヴァリエーションが増した。巻はあまり目立ちはしないものの、影武者としてスペース創出に一役買っていたわけだし、高原が健在な限り、こういう潰れ役は必要。故障明けの駒野は判断の遅さが気になる。ただ、これはそのうち改善するだろう。巻のほうが中盤かと見紛うほどに、遠藤はいつも以上に前線に飛び出していっていた。あとはボールの出し手側の精度と受け手/出し手の意思疎通の問題。それはそうと、カクザワ君の実況の精度が改善し、解説陣の突っ込みと前のめり感がなくなる日はくるのか。