life goes on

 起きたら昼を過ぎていて、テレビをつけたらスカパーで『ロード・オブ・ザ・リング』をやっていて、見終わって買い物に行ったら一日が終わる。ツンデレ系のホビット爺さんがよい。ガンダルフの男塾的復活を期待する。私もさっさと指輪を捨てに行こう。
 
 

21グラム [DVD]

21グラム [DVD]

 昨晩深夜の地上波にて。http://www.gaga.ne.jp/21grams/。時系列を解体して異なる時空間を継ぎ接ぎする構成。様々な横並びの生活(life)と、親から子へと、あるいは死に逝く者から生き残る者へと引き継がれる生命(life)という横軸と縦軸が、ある事件を引き金に、ひとつの心臓を結節点として輻輳する物語。表題は、いわゆる命の重さ。たった21グラム、されど21グラム。人間の感情や都合など、まるで無視して突き進んでいくlifeの物語。最後のポールの決断に人間の主体性を僅かながら読み取ることができるのかもしれないが、あれとてlife(あるいは心臓)による決断と解釈することもできる。
 ショーン・ペンナオミ・ワッツも素晴らしいが、『誘拐犯』にも出ていたベネチオ・デル・トロの存在感が際立っている。小倉久寛に似ている。