れーざーびーむ

 めでたいことで集まりたいものです。
 お別れをして早々に帰路に就く。
 車中で緑の人と今後の予定を皮算用してみる。来月の学会で百献、再来月のシムポ前日に「終末のオール」。なんてことは、まるでない。はず。
 
 昇格組ストークシティとエヴァートンの一戦。
 アイルランド代表デラップのロングスローに仰天する。3,40メートル投げる選手はざらにいるので、投げる距離には特に驚かない。しかし、この選手のスローイン、質がまるで違う。
 たいてい、ロングスローといえば、天井サーブのような放物線を描くものだが、デラップの場合、弾丸ライナーでゴールに向かって真一文字、唸りを上げて飛んでいく。ストークシティが高い位置でスローインを得ると、その全てが間接フリーキックに変わる。敵味方、誰かが少しでも触ればそれで一点の可能性が生じる。
 ストークシティが奪った2点は、すべてデラップのレーザービームから生まれた。対戦相手は安易にタッチに逃げることは出来ない。ストークシティの選手たちは巨漢ぞろいで、的の大きさに不足はない。対戦相手は、できるだけ自陣深くでタッチに逃げないように心がけるしかない。
 まあびっくりしたので、珍しくサッカーに言及。
 そういえば、高校のころ、タッチラインに向かって猛然とダッシュ、前のめりぎみにくるりと倒立前転*1し、遠心力を利して投げるロングスローが流行った。あれはどこにいったのだろう。ちょっとかっこよかったのに。