抜くというより押す

 左上の智歯を抜く。よくよく考えてみたら、初めての抜歯体験だったせいか、待合所では沐浴後の犬のようにブルっていたが、実際に始まってみると、先生がごりごり押しているうちに一分ほどでポロリと抜け、拍子抜けする。予告編がめちゃくちゃ面白いアクションムービーを見に行って、5分で寝た、そんな気分だ。
 しかし、懸案の下の方はどうやら大きな神経が二本ほど被っており、CTの結果如何だが、全身麻酔になる可能性が高い。おまけに顔面麻痺の後遺障害の危険性まで説かれては、ケイタイのバイブのように震えるしかない。健康のありがたみを知る。

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 英○青年のページを見てみた。Web版になっても、関連領域の新刊情報は押さえてあるし、細々ながら連載も継続していた。英米文学・語学の茫洋たる広がりを思えば、最低限の「アンビエント・ファインダビリティ」はここに実現されていると思う。このままWebなのか、それとも復刊の運びになるのか知らないが、とりあえず雌伏、ということだろう。しかし、これ、全部ボランティアなんだろうか。だとしたら、すごいなあ。

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅

アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅