骸の爪
通院。下側の智歯の抜歯には熟練の歯科医先生も及び腰の様子。何度も腫れるようだったら抜きましょう、てな感じで、様子をみることに。右上は再来週の予定。
- 作者: 道尾秀介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/10
- メディア: 新書
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新鋭ながらすでに練達の域に達している筆致と構成力、本格ミステリの王道とでもいうべき作品。実に手堅い。読み間違い、聞き間違いを梃子にして、ドラマを展開させる手法は自家薬籠中、お手のもの。「マリ」が出てきたときには、歌野晶午のデビュー作を思い出したが、そう問屋は卸さなかった。
それにしても、読了後もタイトルの意味がいまいちぴんとこないのは、私が鈍いからなのか。まあ、「むくろ」が「もぐら」で、「つめ」が「草刈鎌」だということぐらいはわかるのだけど。