章についての章

――幕を引くんだ、シャンディ!――はい、引きました――ここんところで紙の上に線を一本引くんだ、トリストラム!――はい、それも引きました――そこでほら、新しい章というわけです!(『トリストラム・シャンディ 中』 71)

 作品を区切ること。パンクチュエイション、段落。「作品」の解剖。
 無闇に切断すること。
 あるいは禁欲的に切断しないこと。
 切断のかわりに「重ね」てみてはどうだろう。注釈・引用・あとがき、それとも(疑似)批評?